3種貝の特製冷やしSOBA@むぎとオリーブ日本橋店・中央区三越前
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むぎとオリーブ日本橋店
中央区日本橋室町2-3-1 コレド室町2地下1階
銀座の本店がミシュランガイドのビブグルマンに選ばれ続けているそうだ。そんな人気店が提供する期間限定メニューが気になり、銀座よりもアプローチが楽なこちらを訪れた。お目当てのメニューを、ランチタイム限定の無料大盛でお願いした。1100円。
薄褐色のストレート中細麺をよく見ると、茶色の細かい粒々が散らばっている。お店のツイッターにもあるように、胚芽を混ぜた全粒粉入り麺だ。細めの麺を冷水で締めているためか、小麦の風味はほとんど感じなかったが、最初はシコシコ、噛み続けるとザクザクとした食感が小気味よい。メニュー説明には、お店の麺は麺屋棣鄂@京都と共同開発した特製麺とあったが、お店の入口横に詰まれていた麺箱の側面には個人的にお気に入りの三河屋製麺の印字があり、この限定メニューの麺はどっちなのか謎だ。スープはハマグリにアサリとシジミも加えて出汁を引いているので3種貝。たぶん、動物系や他の魚介類は使っていないように思う。このため、貝出汁特有のまろやかさが前面に出ているが、そこを、しょっぱくもなく、また、それほど存在感を感じない醤油が、ここぞとばかりキレのある風味でビシッと味を引き締めている。加えて、旨味は十分だが濃厚とは縁遠いスープのため、添えられているフライドオニオンの香ばしさがアクセントとして思いのほか効果的だ。具材に関しては、豚肩ロースチャーシューは脂身が付いているにもかかわらずさっぱりとしていて、冷たいスープの中でも旨味を十分に感じる。また、豚同様に低温調理の鶏ムネ肉は軟らかくて淡泊なので女性には大受けするだろう。半切りの味玉が1個分載るが、こちらはまあ普通。さらに、貝付きの蛤が3個添えられており、これらは口を開けるまで煮て出汁を引いた後のものと思われるが、貝らしい弾力のある食感が楽しめた。ミツバとともに一番上に載る、結んだひものような紅白のものは、食べた感じでは歯応えがかなりある硬いカマボコに思えたが、自信が無かったのでアルバイトの可愛いお嬢さんに聞いたところやはりカマボコとのことで正解だった。
確かなことは不明だが、大盛にすると麺量は200gを超えると思われお腹は十分。残ったスープを温めた上でご飯にかけて即席雑炊にすれば美味いだろうなーなどと妄想しながら退店した。
・お気に入り度:○+
アルバム: 東京のラーメン・その1
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