“団専”（近鉄2600系）車内

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近年、４ドアのクロスシート車（厳密にいえば、ロングシートとクロスシートの切替えができる、いわゆるデュアルシートではあるが・・・。）が関東の私鉄を中心に広がりを見せているが、４ドアクロスシートの先鞭をつけたのは、1970年に登場した近鉄2600系である。

近鉄2600系は、団体臨時列車への起用を念頭に置きつつ、通勤列車にも使用できるようにとの設計思想から、４ドアクロスシートを採用した。この写真では写っていないが、確かドアのところには補助椅子も付いていた記憶がある。トイレも２両に１つという豪華（？）なものであった。近鉄内部では“団専”と呼ばれていたらしい。2004年に全廃され、現存しない。

正直、４ドア車にクロスシートを無理やり付けた感は否めず、シートピッチも狭く、居住性は今一つであった。2600系が定期列車に投入される機会は必ずしも多くなかったような気がするが、これが来ると、ちょっと嬉しかった半面、やはり座り心地は最悪だった。

2003.2.11 近鉄名古屋線（2603車内）　PENTAX LX＋CARL ZEISS JENA PANCOLAR ELECTRIC 50/1.8

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  さがみこ

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